卵嚢は大きく(写真のものは3.6cm)、人工物に産み付けられていると目立つ。

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ある日ウスバカマキリを探して河川敷でいきあたりばったりに石をめくっていたら、石の裏からコカマキリの卵嚢がたくさんみつかった。場所によっては石をめくる度に、裏に新旧の卵嚢がうじゃうじゃ付いていて薄気味悪くなったくらいである。

オオカマキリと比べてコカマキリは個体数の割に自然下ではあまり卵嚢をみかけないと思っていたら、こんな所にたくさん産んでいたとは知らなかった。

▲アリの巣の拠点にされてる古い卵嚢。

▲新しい卵嚢のそばにゲジが…。

冬であろうと、晴れた日に素手で石を触ると意外と温かいのに気付く。
気温が不安定な春先は、その温かさを慕ってか、冬眠中だけでなく一度冬眠から目覚めた生き物達も石の下に集まってくるようで、そこではカナヘビやムカデ、ゲジ、アリ等、カマキリの幼虫にとっては危険な生き物も多く見られる。

少なくとも天敵に対して石の下はあまり安全な場所とは思えないのだが、大丈夫なのだろうか。